1.はじめに
急にExcelマクロが使えず大騒動。何でもかんでもマクロを実装していますのも問題が、やはり便利な代物出ることには違いない。
原因としては、MSOfficeのアップデートによるものだと思われる。
過去にも紹介したemotetがマクロ付き実行ファイルで提供されていたため、このように実装されたのであろう。
ちなみに、Excelファイルを開いたときに表示されるメッセージがこちら。
【このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。】
・・・Microsoftにより
表示させないようにするためには2パターンあるので、どちらも対応しなければならない。
2.対応方法
①共有フォルダにファイルを保存している場合
インターネットオプションから、セキュリティ⇒ローカルイントラネットから共有フォルダのIPアドレスを指定してやればOK。詳細は先人の方のブログがあるので、ご参考に。
参考URL:【解決策】このファイルのソースが信頼できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。 (palette-tech.com)
②メールで送られてきたファイルの場合
emotetの最大感染源が実際のメールアドレスを偽装してExcelマクロファイルを送りつける方法。
その対策として、Excelファイルのプロパティから
【このファイルは、他のコンピュータから取得したものです。このコンピュータを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。】
というメッセージの右側に【許可する】のチェックボックスがあるため、それにチェックを入れると解除できる。
こちらも窓の杜ニュースであるね。
Microsoft、ダウンロードしたVBAマクロを既定でブロックする方針を一時撤回か – 窓の杜 (impress.co.jp)
3.最後に
ちなみに、Microsoft側でもトラブルシューティングの記事があるが、前置きが非常に長く、IT担当者向けの内容となっている。不親切だね。
Office でインターネットから入手したマクロが既定でブロックされる – Deploy Office | Microsoft Docs
emotetはまたロシア情勢などにより復活するおそれがあるし、どんな被害が出るか未知数なところがあるから、これを機にむやみにマクロ付きファイルを開かない習慣を身に着けてほしいところ。